ティーカッププードル(トイプードル)のオス犬の去勢手術・メス犬の不妊手術はした方がいい?しなくていい?
去勢・不妊手術を愛犬に行うかについては、さまざまな意見があります。手術を決定するのは飼い主です。愛犬が子犬の時から、かかりつけとしている信頼できる獣医師に相談しながら検討いたしましょう。
去勢・不妊手術の目的は、家族の一員として飼いやすくする、遺伝病などの因子をもった不幸な子犬を産ませない、病気の予防などがあげられます。健康な犬に人間の都合で手術をするのですから獣医師、飼い主ともども心構えが必要です。
愛犬の毎日が穏やかになります
去勢・不妊手術をするといくつかのメリットがあるのと、去勢・不妊手術後は性的なことに関心がなくなり、のんびりとした生活が送れます。
☆男の子の場合
オシッコをいろいろなところにするマーキングや、攻撃性が増す等の問題が抑えられ、精神的に安定します。
去勢手術により人間や他の犬と、ほど良い関係で毎日を過ごせるようになります。
・病気の予防に役立ちます。前立腺肥大、睾丸腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫の予防に役立ちます。
☆女の子の場合。
発情期に気分が不安定になることが無くなる事や、レジャーの計画が立てやすくなります。メス犬が発情期の時は、ドックランや犬と一緒に泊まれるホテルなどには出掛けられなくなります。不妊手術をすることでレジャーと発情期が重なるかもしれないといった心配はなくなります。
・病気の予防に役立ちます。最初の発情期前に不妊手術をすれば、90%以上乳腺腫瘍は発生しません。また子宮と卵巣をとってしまうので、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍にはなりません。さらに、偽妊娠による乳腺炎の予防にもなります。
しつけやトレーニングがしやすくなります
発情期中の犬が未手術で異性を前にすると、ご褒美のフードが目に入らなくなり躾どころではなくなります。
このことから、繁殖を望まないなら手術をすることをお勧めいたします。
手術のタイミングは、最初の発情期がくる前の生後7ヶ月齢前後がおすすめ
事前に健康診断等で健康状態を確認しておけば、去勢や不妊手術は安全性が高いといわれています。
デメリット
・全身麻酔をかけます。麻酔についてはリスクもあります。かかりつけの獣医師によく相談をしてください。
・認知機能不全症候群(ボケ)になる時期が早まるという見解があります。
・代謝が落ちるため、今までと同じ量のフードを与えていると太ることです。フードの量を調整して、肥満を予防しましょう。
発情すると・・・
食欲低下・・・元気や食欲がなくなり、散歩に行きたがらないこともあります。
落ち着きがなくなる・・・陰部が気になり、落ちつきがなくなります。オスに求愛され喧嘩に発展することもあります。
出血・・・メスは年に2回発情期がきて、2週間ほど陰部から出血します。
フェロモンをだす・・・メスが発情期になると性フェロモンを出す事により、オスは落ち着きがなくなります。
抑制が効かなくなる・・・メスをめがけて追いかけます。家から脱走することもあります。
オス同士で喧嘩をする・・・メスをめぐり、オス同士で激しい喧嘩をすることもあります。
事故が起きることも・・・
発情期を迎えた犬が手術を施さないで、ドックランに行った場合、飼い主が目を離した隙に交尾をし、妊娠してしまった事故が実際に起きています。
繁殖をさせないなら生後7ヶ月前後での去勢、不妊手術を正しい知識をもって検討してみてください。