愛くるしい外見と明るく活発な性格で人気のティーカッププードル(トイプードル)。ご家族にお迎えしたら、食事や散歩など、必要なしつけはたくさんあります。なかでも特に重要なのがトイレトレーニングです。ここでは、工夫していただきたいポイントやコツを紹介いたします。「これからトイレトレーニングを始める」「苦戦をしている」という人は、ぜひご覧になってください。
ティーカッププードル(トイプードル)の習性
犬は決まった場所で排泄する習性がありません。たとえ室内でも好きな場所で排泄するのが自然です。
本能的なマーキング行動もあるため、ワンちゃんが決められた場所でおしっこやうんちができるようにトイレトレーニングをおこないましょう。
犬は、寝る場所と排泄する場所を区別する習性を持っています。
ケージやサークルなど愛犬が安心できる専用の空間がない場合、部屋中をテリトリーだと認識して室内の排泄を嫌うことがあります。
欠点の少ない性格といわれるティーカッププードル(トイプードル)も例外ではありません。
トイレに問題がある
トイレの場所が騒々しい、トレシーツが汚いなどトイレを失敗しやすい環境になっていないか再度確認してみましょう。好奇心がとても強いトイプードルが落ち着いて排泄できるような環境づくりを心がけましょう。
おしっこや便のはみ出しが多いようなら、トイレのサイズを見直してください。おしっこをする時に大きく動いたり、動きが活発なワンちゃんは排泄中に体がはみ出し、そのまま用を足してしまうことがあります。
食糞をする
食糞は、パピー期によくみられる行為ですが、成犬でも珍しくありません。飼い主さんには最もやめてほしい行為の一つです。
排泄をしたら褒めてあげて、ワンちゃんを便から遠ざけます。その後、便をすぐに片付けてください。
食糞の原因はさまざまな事が考えられます。
・寄生虫
体内に寄生虫がいると、食糞をする事があります。改善が見られないようなら、一度病院で検査をしましょう。寄生虫が確認されてもお薬で駆除ができます。
・暇を持て余している
人間が誰もいない場合に食糞をする場合は、暇を持て余し食糞をしているかもしれません。
甘えん坊で、飼い主に従順なトイプードルは、留守番が苦手な子も多くいるようです。
留守番の際は、退屈から食糞をする事がないように、おもちゃなどを用意して対策をしてみましょう。
・注目されたい
食糞をしているところを見つけた時に、大きな声等で対応すると遊んでもらえたと勘違いする事があります。トイプードルは陽気で社交的な性格ですので、注目をされた事が嬉しくて食糞を繰り返している可能性もあります。
・消化不良
食べたものの匂いや形が残るなど、消化不良をおこしていると食糞の原因になります。匂いの強いフードは避け、消化をサポートするサプリメント等の併用も検討してみましょう。
こまめにトイレに誘導する
子犬は膀胱に尿を長く溜めることができないので、排泄の感覚が短い傾向にあります。前回の排泄から1時間から2時間ほどしたら、一度トイレに誘導してみましょう。排泄回数や時間を記録にとっておくと、おおよその間隔がわかるようになってきます。
排泄前のしぐさに注目
ワンちゃんはいきなり排泄するのでなく、排泄する前に必ずアクションを起こします。
・床の匂いを嗅ぐ・落ち着きが無くなる・同じところをウロウロする・クルクルとまわるなどがあります。
ワンちゃんを観察し、その仕草を覚えておくとトイレに誘導しやすくなります。
トイレシートに匂いをつける
匂いをつけるスプレーなどを利用し、トイレシートに排泄を誘発するような匂いをつけてあげてください。その後、トイレに誘導するとかなりの確率で排泄をしてくれます。
静かな場所にトイレを設置する
動物にとって排泄という行為は、無防備な状態で外敵から襲われやすくなる瞬間です。
静かな場所で排泄をしたがりますので、なるべく人の行き来が少ない場所にトイレを設置してあげましょう。
根気が必要です
トイレトレーニングには根気が必要ですが、賢いトイプードルはトイレを覚えてくれます。
トイレトレーニングの方法がわからない方、なかなか覚えてくれなくて困っている方は、今回ご紹介した方法を参考にトイレトレーニングをおこなってみてください。