お迎え直後のティーカッププードル(トイプードル)が夜鳴きをすることで、なかなか寝れない日々を送ったことがある方がいるかと思います。可愛いティーカッププードルに、悲しい声で夜通し鳴かれてしまうと飼い主の睡眠不足や近所迷惑になるだけでなく、ティーカッププードルの体調面や精神面も心配になります。ティーカッププードルがシニア期になった時にも夜鳴きをすることがあるかもしれません。夜鳴きの理由と対処法を掲載いたします。
ティーカッププードが夜鳴きをする原因
今までずっと一緒にいた母犬や兄弟犬から離れ、新しい環境にやって来た子犬にとって「ひとりぼっち」にされることは、もの凄く心細いことです。寂しくて鳴くのは当然のことで、群れで暮らす動物である犬は、基本的に「ひとりぼっち」が苦手な動物です。子犬は1匹で寝ることに慣れていないのと、知らない場所で不安になるのは当然なことなのです。
夜鳴きの対策法
ティーカッププードルがサークルやクレーとに慣れていないかもしれません。まずは、サークルやクレートでお昼寝をさせたり、ご飯を与える等で中にいることに慣らしてあげましょ。
急に、夜に部屋で「ひとりぼっち」になると不安や寂しさから夜鳴きをしてしまいます。家にお迎えをして数日間は、人間と同じ寝室にサークルを設置し、その中で過ごさせてティーカッププードルが安心してきたら、少しずつサークルを別の部屋に移動するようにしましょう。
また、リビングにサークルがあり、そこでティーカッププードルを寝かせる場合は、飼い主がリビングのサークルの横で、一緒に寝る方法もあります。ティーカッププードルが慣れてきて一匹で寝るようになったら、寝かしつけた後に自分の寝室に行きます。いきなりの「ひとりぼっち」はティーカッププードルが不安になるので、少しずつ寝場所に慣らしながら安心できるようにしましょう。
「排泄がしたい」「喉が渇いた」「おなかがすいた」などのような生理的な欲求を訴えるものや運動不足で体力が有り余っている場合の身体的な欲求で夜鳴きをする場合があります。このような欲求をできる限り満たしてあげられるように努力することは、飼い主の大事な責任になります。
「暑い」「寒い」「狭すぎる」「明るい」「うるさい」などのようなティーカッププードルが寝れない環境条件がある場合は、夜鳴きの原因となる場合があります。ケージやサークルなどが最適な場所かどうかしっかり検討してあげてください。
どの原因を取り除いても夜鳴きをする場合は、可哀想に感じるかもしれませんが、完全に無視をしてください。鳴くたびに反応するとティーカッププードルは「鳴けば飼い主が遊んでくれる」と学習してしまいます。クーンという鳴き方の甘え鳴きだけでなく、ワンワンという欲求吠えをする成犬になる可能性も高くなります。
ティーカッププードルは賢い子が多く新しい環境へもすぐに慣れて順応する子が多いです。子犬の成長は早く、心も体もあっという間に成長します。最初はいろいろと手のかかることもありますが、寛容な心と愛情でパートナーの成長を見守ってあげてください。素敵なパートナーとして、心が通じる日がすぐにやってきます。