いつもご飯をおいしそうに食べていたティーカッププードル(トイプードル)が急にご飯を食べなくなると、病気なのでは?と心配になるかと思います。どうして食べてくれないのか?考えられる原因と対処法について掲載いたします。ティーカッププードルの様子をよく観察し、その原因を確認しましょう。
ティーカッププードル(トイプードル)が急にご飯を食べなくなった場合の原因として5つの理由が考えられます。ご飯を食べないこと以外にも気になる点がないかよく観察しましょう。①体調不良②偏食③ストレス④ご飯の切り替え⑤成長・老衰
体調不良が疑われる場合
ティーカッププードル(トイプードル)がご飯を食べない時で一番心配なのが病気です。場合によっては緊急性を要する病気の可能性もあり、異変に早く気づくことが病気の早期発見につながります。特に子犬や老犬などの体力がない子は注意が必要です。
①嘔吐をする②下痢をしている③水を飲まない④元気がない、病気が原因として考えられる主な理由です。他にもいつもと違った症状が見られる場合は病気が疑われます。自己判断をせずに早い段階で獣医師に相談することが大切です。
偏食が原因の場合
ご飯を食べなくなった際 、病気の兆候が見られないなら嗜好性が高くなっている可能性があります。ご飯だけを食べない、おやつをたくさん食べるような場合は、単に好き嫌いをしている可能性があります。
ご飯を食べないからといって、ご飯にトッピングをする等のことをしていると「待っていれば美味しいご飯がもらえる」と学習して普段のご飯を食べなくなってしまいます。
対処法は、いつもどおりご飯をあげて15分たっても食べない場合は、可哀想に感じるかもしれませんがご飯を片付け、次のご飯の時間まで何も与えないようにしましょう。このようにすることで、「今食べないとご飯がもらえないと」理解し、少しづつご飯を食べるようになります。
また、ご飯をお湯でふやかして食感を変えたり、においを引き立てるなど、いつものご飯に変化をもたせる方法も効果があります。ワンちゃんがご飯を食べたら褒めてあげることも大切です。
ストレスが原因の場合
ティーカッププードル(トイプードル)はストレスを感じている時にご飯を食べなくなる場合があります。
①環境の変化(家族や同居犬が増えた、引っ越し等)②飼い主と離れた(ペットホテル、動物病院の入院等)③コミュニケーション不足(留守番が多い、散歩や触れ合いの時間が少ない等)の原因が主に考えられます。
ストレスでご飯を食べない場合は、原因を見つけてストレスを解消させてあげましょう。さらにできるだけ留守番の時間を短くし、一緒に遊ぶ時間を増やしたりし、ティーカッププードルとのコミュニケーションを多くとるようにしてください。食べないからといって叱ったり、無理に食べさせることは、さらにストレスを感じてしまい悪循環です。
ご飯の切り替えの場合
パピーから成犬への成長過程の変化でドックフードを変えると思いますが、警戒心の強いワンちゃんは新しいご飯を警戒し食べない事があります。ドックフードに興味を示すが食べない、いつものドックフードに戻すと食べるといった場合は、警戒心が原因で食べていない可能性があります。
一気に新しいドックフードへ変えると消化不良や警戒心から食べないといった事が起きます。従来のドックフードに新しいドックフードを少しずつ混ぜていく方法がおすすめです。初日に4分の1ほど新しいドックフードをまぜ、10日ほどで完全に移行するペースで増やしましょう。
老化が理由で食べない場合
老犬になると人と同様にワンちゃんも筋力や消化機能が低下し、少しづつ食べられるドックフードの量が減少してきます。病気が原因の場合もありますので、日頃から注意して観察することも大切です。
老化によって嗅覚や味覚が衰えて感覚が鈍くなっています。その為、香りが立つようにいつものドックフードを温めたり、離乳食のように柔らかい食事にするなど食べさせ方を工夫すると、食べるようになる場合もあります。たくさん食べられない場合は量を少なくし、栄養価の高いドックフードを与えることもおすすめです。
まとめ
ティーカッププードル(トイプードル)がドックフードを食べない原因はさまざまですがよく観察をして原因を探り、それにあった対処法をすることでドックフードを食べてくれる場合もあります。自宅で対処できるケースもありますが、いつもと様子が違う、元気がない等の場合は自己判断をせずに早めに動物病院を受信しましょう。