トイプードルが夜泣きをしている場合、寂しい以外にも原因があります。考えられる原因を紹介しますので、ワンちゃんに当てはまる原因がどれか見極め、正しく対処してあげましょう。場合によっては病院を受診することもおすすめします。
トイプードルを飼っている方の中には、夜泣きに悩まされている方も少なくありません。「ワンちゃんに何か起きているのでないか」「ご近所迷惑になっていないか」と心配している方もいるでしょう。
「夜泣きは放置すればいい」と言われることもありますが、夜泣きの原因によっては、放置しても改善しないものもあります。 今回は、トイプードルの夜泣きの原因と対策を紹介します。ワンちゃんもご家族も安心して眠れるように、夜泣きの原因を見つけてあげましょう。
トイプードルの夜泣きは放置すべき?
構ってほしくて夜泣きをしているのなら放置が効果的。まずは夜泣きの原因を見極めてあげましょう。トイプードルの夜泣きを放置しても問題のないのは「寂しいから」「構ってほしいから」という理由で夜泣きをしている場合のみです。この場合、相手をしてしまうと、いつまでも夜泣きが改善されません。ただ、それ以外の理由の場合、夜泣きを放置すれば、ワンちゃんの体調不良に気付いてあげられなかったり、状態が悪くなったりしてしまう可能性があります。夜泣きがひどい場合は、原因を見極めてあげることが大切です。
トイプードルの夜泣きの原因と対策
環境が合っていないと夜泣きをすることがあります。温度調節や騒音対策などをしてあげましょう。トイプードルも人間と同じように寝心地のいい環境があります。以下のような場合、寝心地が悪い環境になっているかもしれません。『部屋の中が寒いまたは暑い、嫌な匂いがする、車の音など外の騒音がある、振動音がする、寝床の居心地が悪い』
子犬の場合は、お家にお迎えする前の環境と大きく異なる場合は夜泣きをすることが多いです。老犬の場合、寒さに弱くなるので、室温には十分気おつけてあげましょう。
運動不足は生活リズムが乱れる原因になります。お散歩やワンちゃんとの触れ合いを意識してください
トイプードルは比較的活発な犬種です。運動不足になっている場合、夜になっても眠くならず、生活リズムが崩れて夜泣きをしてしまうことがあります。個体差はありますが、トイプードルのような小型犬の場合、1日2回15分から30分程度のお散歩が適切だと言われています。毎日お散歩の時間を確保することが難しい場合は、室内でたっぷり遊んであげてください。室内でも飼い主さんといっぱい遊べば、体も疲れますし、心も満足します。
夜鳴きは空腹や喉の渇きが原因かもしれません。食事時間・回数の見直しや、水分摂取ができる環境を整えましょう
お腹が空いたり喉が渇いたりすると、夜泣きをしてしまうことがあります。ワンちゃんの夜ご飯を決めているケースは多いでしょうが、夜ご飯の時間が早すぎると、夜中にお腹が空いてしまいます。とくに生後6ヶ月未満の子犬の場合、一度にたくさんのご飯を食べることができず、夜中にお腹が空いて夜泣きをすることも多いです。一日の適正量を与えている場合は、食事の回数を分けたり時間を見直したりしてあげましょう。また、いつでも水が飲めるような環境にしてあげることで、喉の渇きによる夜泣きを防げます。
子犬はトイレを我慢している可能性もあります。必要な場合はサポートしてあげてください
トイプードルの子犬は、成犬よりも排泄・排便回数が多いです。夜中にトイレが我慢できず、泣いてしまうことがあります。寝る前にトイレに行かせてあげ、サークル内でトイレをしてもいいと教えてあげましょう。
不安を訴えるために夜泣きをしているのかもしれません。安心させてあげましょう
慣れない場所で生活すれば、トイプードルも人間と同じように不安を感じます。まだお迎えして間もないのであれば、慣れるまでは近くで寝て安心させてあげることも大切です。しつけをしっかりしながら信頼関係を作り、寝床が安心して寝られる場所であることを示してあげましょう。飼い主さんの匂いがついたタオルなどを寝床に敷いてあげるのも効果的です。
甘えて夜泣きをしている時に構ってあげるとクセになります。放置することも大切です
夜泣きは「遊んでほしい」「寝たくない」という甘えやワガママの可能性も高いです。甘えやわがままが原因の夜泣きがあるときに構ってしまうと「夜泣きをすれば構ってもらえる」と学んでしまいます。大切なワンちゃんだからこそ構ってあげたくなりますが、しつけの為に放置することも大切です。この場合は、静かになるまで放置して、泣き止んだら褒めてあげてください。
夜泣きで体調不良を訴えていることも考えられます。早めに動物病院を受診しましょう
何をしても夜泣きが改善されない場合、トイプードルが何かしらの病気や体調の異変を感じている可能性があります。ワンちゃんは人間と違い言葉で不調を訴えることができません。病気が原因の夜泣きなのに放置していると、病気はどんどん悪化してしまいます。ここまで紹介した他の原因だろうと判断せずに、早めに動物病院を受診するようにしてください。
ワンちゃんをしっかり観察して夜泣きの原因を見つけましょう
トイプードルの夜泣きの原因を紹介しましたが、夜泣きの原因が一つだとは限りません。いくつかの原因が重なっていることもあれば、ワンちゃんの性格が関係している可能性もあります。夜泣きを改善するためには、まずワンちゃんをしっかり観察して、原因を見つけてあげてください。